今現在仕事で”Super Agile Struts”(以降SAStruts)を実際に扱っているが、宣伝文句にある”スクリプト言語を超えるSuper Agileな開発”というのは、自称PHP熟練者から見ればかなりオーバーな表現だと言える。
しかし、Javaのフレームワークだけを比べればかなり開発がしやすく、つい”スクリプト言語を超えるSuper Agileな開発”なんて言いたくなる気持ちも理解できる。
開発のしやすさは、”あのStruts”から派生しているとは思えないくらいだ。
参考書としては『Seasar2徹底入門』がおすすめ。みんな持ってた。
この記事では、SAStrutsのWindows開発環境をセットアップする。
- Windows7
- Java SE Development Kit 6 (2013年1月13日現在 Java7には深刻なセキュリティホールがある)
- Eclipse 3.6 Helios (Pleiades All in One – Standard All in One (JRE なし))
- Tomcat6 (2013年1月13日現在 Tomcat7では各種プラグインと相性が良くないようだ)
Java(JRE)をインストールした後、ダウンロードしたPleiadesのZipファイルを展開して、できたフォルダを”dev-sastruts”に改名、その中にTomcatを展開。
eclipse.exe を起動し、ワークスペースに「../workspace」を指定。
するとフォルダ構成は以下のようになる。
dev-sastruts
├ apache-tomcat-6.0.36
│ ├ conf
│ └ bin
├ eclipse
│ └ eclipse.exe
└ workspace
まず、Tomcatの server.xml と context.xml を編集する。
どちらのXMLも「{Tomcat ホーム}\conf」にある。
編集内容は本家(下記リンク)を参照。
⇒ server.xml
⇒ context.xml
後はEclipseをセットアップしていく。
[ウィンドウ] -> [設定]
[Java] -> [インストール済みの JRE]
jdk1.6 がなければ追加しチェック
[Java] -> [コンパイラー]
コンパイラーの準拠レベル:1.6
[Tomcat]
Tomcat バージョン:バージョン 6.x
Tomcat ホーム:{Tomcatを設置したフォルダ}
Name:Seasar Plugin3.2
URL:http://eclipse.seasar.org/updates/3.2/
[インストール/更新] -> [使用可能なソフトウェア・サイト] -> [追加]
Name:Seasar Plugin3.3
URL:http://eclipse.seasar.org/updates/3.3/
[ヘルプ] -> [新規ソフトウェアのインストール…]
以下をインストール。(何度か再起動が必要。)
- 作業対象:Seasar Plugin3.2
- DbLauncher
- 作業対象:Seasar Plugin3.3
- Dolteng
- Kijimuna
- ResourceSynchronizer
- SAStrutsPlugin
ここまでエラーにならなければ基本的なセットアップは完了だ。
ちなみに以下の環境でセットアップした時はDoltengのインストールでエラーになった。
- Windows7 (32bit)
- Java7
- Eclipse 3.7 Indigo
この時は[http://eclipse.seasar.org/updates/3.3/]からDoltengに関係するJarファイルを集めて、Eclipseのフォルダにおいて再度インストールを試みたら成功した。
また、Eclipse 4.2 JUNO で試した時はデバッグができなかった。
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