家庭用浄水器、買いました
家庭用浄水器ってどうやって選んだらいいか、案外と難しいですよね。
口に入れるものだから性能は高い方が良いけど、日常的に使うものだから費用も抑えたい…。
性能が良くてもどれだけ効果があるのかわかりにくいのが浄水器選びの厄介なところです。
我が家は 大人2名+子供1名 の 3人家族です。
外食は多くありません。
子供にはなるべく綺麗で安全な水を飲ませたい…。
でも裕福ではないので贅沢も言っていられない…。
悩みに悩んだ末に選んだのはパナソニックの蛇口直結型浄水器 TK-CJ23です。
TK-CJ23 本体のみ | 9401円 |
替えカートリッジ 1個付き | 14381円 |
替えカートリッジ 2個付き | 17766円 |
替えカートリッジ 1個 | 4980円 |
替えカートリッジ 2個 | 8365円 |
※ 価格は2019年11月17日現在の価格です。
Amazon.co.jp でパナソニックの浄水器は「ランニングコスト重視」「ランニングコスト重視/液晶あり」「除去能力重視/液晶あり」の3タイプが売られていて、私が選んだ TK-CJ23 は「除去能力重視/液晶あり」です。
決め手は除去項目の数
車検で予想以上に出費した後で家計がピンチではありますが、アレルギーや喘息を持っている妻子の口に入る水は、なるべく綺麗にしたいです。
水道水ってそのままだと怖いですからね。綺麗な水が流れる地域でも水道管がヤバい場合があります。
なので除去したいのはカルキだけじゃないんです。
流石に完璧とまではいかなくても、何か一定の基準はクリアしてほしいわけです。
そこで今回はJIS規格で指定されている13物質を全て除去できる浄水器に限定して選ぶことにしました。(JISは日本の規格なので日本のメーカーに絞られます。)
最終的に選んだ浄水器は なんと「JIS規格指定物質 13項目」に加えて「浄水器協会自主基準物質 7項目」を基準以上除去できる能力を備えています。
JIS規格指定物質 | 浄水能力 |
---|---|
遊離残留塩素 | 2000L |
濁り | 2000L |
総トリハロメタン | 2000L |
クロロホルム | 2000L |
ブロモジクロロメタン | 2000L |
ジブロモクロロメタン | 2000L |
ブロモホルム | 2000L |
テトラクロロエチレン | 2000L |
トリクロロエチレン | 2000L |
1,1,1-トリクロロエタン | 2000L |
CAT(農薬) | 2000L |
2-MIB(カビ臭) | 2000L |
溶解性鉛 | 2000L |
浄水器協会自主基準物質 | 浄水能力 |
---|---|
鉄(微粒子状) | ○ |
アルミニウム(中性) | ○ |
ジェオスミン(カビ臭) | 2000L |
フェノール類 | 2000L |
ベンゼン | 2000L |
四塩化炭素 | 2000L |
1,2-ジクロロエチレン | 2000L |
これだけ除去できるなら安心ですよね!
蛇口直結タイプの家庭用浄水器では除去物質数 No.1 とのことです。
据置タイプでもここまで除去できる家庭用浄水器はそうないんじゃないでしょうか?
三菱ケミカルのクリンスイ モノ MD101もJIS規格13項目+協会基準2項目を除去できる上、価格もお手頃だったので大変捨て難ったのですが、結局は除去物質数で決めました。
ランニングコストも良い
除去物質数で決めたと言ってもコストを考えなかったわけではありません。
本体価格は多少しますが、ランニングコストもなかなか良いです。
パナソニック TK-CJ23のランニングコスト(本体価格除く)は 1L 約4.3円。
ペットボトル(80円/2L)と比較しちゃうとお得感が凄いですよね。
で、大事なのは1年あたりのコストはいくらかです。
我が家は 大人2名+子供1名 の 3人家族です。
外食は多くありません。
そんな我が家で、浄水モードが必要な量を見積もると大体 160~180L/月です。
年間だと 1920~2160L くらいになります。
そしてこのフィルターの交換目安は 2000L なので、大体、年に1回交換すれば良い計算になります。
パナソニックTK-CJ23のランニングコストは次のようになります。
- 1日10Lの場合、フィルター交換目安は約6か月、2個入り8365円で12か月なので、8365円/年
- 1日6Lの場合、フィルター交換目安は約11か月、フィルター代は4567円/年
Amazonではベストセラー1位と比較してみた
Amazonでのベストセラーは 三菱ケミカルのクリンスイ モノ MD101 です。
三菱ケミカルのクリンスイといえば世界で初めて中空糸膜(ポリエチレン)をフィルターに取り入れた浄水器なんだそうですよ。
JIS規格13項目+協会基準2項目を除去できる上に本体価格がお手頃なので、初めての浄水器には持って来いでしょう。
三菱ケミカル クリンスイ モノ MD101のランニングコスト(本体価格除く)は次のようになります。
- 1日10Lの場合、フィルター交換目安は約3か月、3個入り6030円で9ヶ月分なので、フィルター代は8040円/年
- 1日6Lの場合、フィルター交換目安は約5か月、フィルター代は4824円/年
我が家の使用量でシミュレーションして比較すると、以下の結果になりました。
- 本体価格の安さ:クリンスイ モノ MD101 の勝ち (液晶有無の差)
- ランニングコストの安さ:大体同じ
- 浄水能力(除去物質数):パナソニックTK-CJ23 の勝ち (5項目の差)
- フィルター交換の少なさ:パナソニックTK-CJ23 の勝ち (年間1~2回の差)
トレビーノは?
浄水器と言えば「水は東レのトレビーノ♪」というCMがおなじみのですよね。
東レ トレビーノ MK307MX はJIS規格13項目を除去できてお値段も手頃です。
東レ トレビーノ MK307MXのランニングコスト(本体価格除く)は次のようになります。
- 1日10Lの場合、フィルター交換目安は2か月、3個入り6816円で6か月なので、5680円×2で11360円/年
- 1日6Lの場合、フィルター交換目安は3か月、フィルター代は6816円/年
我が家の使用量でシミュレーションして比較すると、以下の結果になりました。
- 本体価格の安さ:トレビーノ MK307MX の勝ち (液晶有無の差)
- ランニングコストの安さ:パナソニックTK-CJ23 の勝ち
- 浄水能力(除去物質数):パナソニックTK-CJ23 の勝ち
- フィルター交換の少なさ:パナソニックTK-CJ23 の勝ち
そもそも、浄水された水が出てくるのがシャワーだけって時点で除外してました。
口の細い容器に入れたい時、不便ですよね。
せっかく綺麗にした水をシャワーで出すって、洗い物メインということでしょうかね?
除去能力を少し劣るものの
JIS規格指定物質 13項目のうちの11項目+浄水器協会自主基準物質 6項目を除去できるパナソニック TK-CJ12は、浄水能力が 4000L と比較した中でダントツに高くてランニングコストは半分で済みます。
液晶なしも選べるので、コストをかなり抑えることができます。
TK-CJ23 と違う3項目がどれだけ水道に含まれるのか、影響がどれだけ違うのかはわかりませんが、安心で選ぶか、安さで選ぶか、判断が分かれるところですね。
据え置き型を選ばなかった理由
据え置き型を選ばなかったのは
- 初期費用と浄水能力のバランス
- 電源&スペース確保の問題
が理由です。
値段のグンと高いものまでは見てませんが、据え置き型には思ったより浄水能力が低かったり、カルキを抜く程度の輸入物が多いようです。
それで我が家にはメリットが感じられませんでした。
あれから13ヶ月…
まだ買い替えずに使っています。(残り300リットル)
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