Windows 10 を インストール できる DVD を作成した時の手順 をご紹介します。
当エントリでは、「アップグレード」ではなく「インストール」を目的としています。
当手順では、パソコンに記録されているデータ や アプリケーション を全て消して、Windows 10 をインストールしようという場合や、ハードディスクには何も入っていないパソコンに windows 10 をインストールする場合に利用できます。
(私は後者が目的で実施しました。)
事前準備
アーキテクチャの確認
別のパソコンに Windows 10 をインストールしようという場合には、予め Windows 10 をインストールしようとするパソコンのアーキテクチャが 32bit (x86) と 64bit (x64) のどちらなのかを把握しておいてください。最近のパソコンなら 大抵は 64bit (x64) だと思います。
両方に対応する インストールメディア を作成することも可能ですが、それだと かなり 容量が大きくなってしまいますので、お勧めできません。
32bit / 64bit の確認方法
パソコンのアーキテクチャが 32bit (x86) なのか 64bit (x64) なのかは、
[Windows の設定] -> [システム] -> [バージョン情報] -> [デバイスの仕様] -> [システムの種類] で確認できます。
[Windows の設定] は、スタートメニューの歯車アイコン か、キーボードの Windowsロゴマークのキー を押しながら iキー を押すことで、開くことが出来ます。
(他にも方法はありますが割愛)
DVD の準備
当手順では DVD を作成することが目的なので、空の DVD が必要です。
2017年10月に作った ISO ファイルの容量は 4 GB 未満 でしたので、片面1層 で足りるようですが、私は 片面2層 の DVD しか持っていないので、片面2層 の DVD に焼きました。
片面1層: 4.7GB
三菱ケミカルメディア Verbatim 1回録画用 DVD-R(CPRM) VHR12JP50V4 (片面1層/1-16倍速/50枚) 出典: Amazon.co.jp |
片面2層: 8.5GB
三菱ケミカルメディア Verbatim 1回記録用 DVD+R DL DTR85HP50V1FFP (片面2層/8倍速/50枚) [フラストレーションフリーパッケージ(FFP)] 5,580 円 (2017年10月現在) 出典: Amazon.co.jp |
USBメモリで代用も可能
もし 8 GB以上の空の USBメモリー があるなら、DVD の代わりにすることも出来ます。
ツールのダウンロードと実行
ディスクイメージ(ISO)ファイルを直接ダウンロードすることはできないので、ツールをダウンロードして、そのツールにディスクイメージ(ISO)ファイルを作ってもらいます。
Microsoft の「Windows10 のダウンロード」ページから MediaCreationTool.exe をダウンロードして実行します。
実行すると「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と聞かれますので、許可するとツールが開きます。
ツールの操作手順
まず、ライセンス条項に同意します。
何がしたいか聞かれるので「別の PC のインストール メディアを作成する (USB フラッシュ ドライブ、DVD、または ISO ファイル)」を選択して次へ。
別のパソコンにインストールする場合は、「この PC におすすめのオプションを使う」のチェックを外して、「言語」「アーキテクチャ」を選択します。次へ。
次に使用するメディアを選びます。
8 GB 以上の USB メモリが空いているなら それでも良いですが、今回は DVD を使ってインストールしたいので、「ISO ファイル」を選択し、次へ。
保存する場所を指定します。最初から「ドキュメント」が選択されていると思うので、そのまま「保存(S)」を押しても OK でしょう。
私は D ドライブ に 「Disc Images」 というフォルダを作って保存しました。
ダウンロードが始まったら暫く時間がかかりますので、ちょっと休憩でもして待ちましょう。
インストールメディア の ディスクイメージ(ISO)ファイル が作成されると、画面内に ファイル名のリンク が表示されます。
そのファイル名をクリックすると、作成されたファイルが エクスプローラー で表示されます。「完了」ボタンでツールを閉じます。
いよいよ DVD の作成
ここまでで、やっと DVD に書き込むための 下準備が整いました。
ここからは作成したファイルを使って DVD に書き込む手順です。
まずは DVD を準備
DVD ドライブ に空の DVD をセットしてください。
いざ書き込み
作成した ディスクイメージファイル (Windows.iso) を エクスプローラー内で選択すると、リボンに「ディスク イメージ ツール」タブが出現しますので、そのタブを開いて「書き込み」ボタンを押します。
「書き込み」ボタンを押すと、「Windows ディスク イメージ書き込みツール」が開きますので、書き込み用ドライブを選択して「書き込み(B)」ボタンを押して待てば完成です。
エクスプローラー「ディスク イメージ ツール」が表示されない場合は、コマンドでも実行できます。
仮に 作成したディスクイメージファイルが 「D:\Disc Images\Windows.iso」で、DVDドライブが E ドライブの場合は、次のコマンドをコマンドプロンプトで実行すれば DVD に書き込めます。
isoburn E: "D:\Disc Images\Windows.iso"
または
isoburn /Q E: "D:\Disc Images\Windows.iso"
(関連ページ)
コメント
ありがとうございましたm(_ _)m
助かりました。
DVD化するのに困っていたのですが、このページを見て実践したところすぐに出来ました。とてもわかりやすく大変助かりました、ありがとうございました。
保存先を開いたら、該当するファイルが見つかりません。
再保存を試みましたが同じ現象です。。なぜですか。
> そのファイル名をクリックすると、作成されたファイルが エクスプローラー で表示されます。「完了」ボタンでツールを閉じます。
のところでファイルが保存されてないということですよね。
失敗すると恐らくエラーが表示されんじゃないかと思うのですが…うーん…なぜでしょうね…